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2014年7月28日 (月)

UM Mentor & Noble Kaiser10 F特

両方とも5回計測。カプラはいつも使用している物です。カプラの特性に
ついては当ブログの過去のエントリを参照してください。
今回は特性のみ。

UniqueMelody Mentor
Um_mentor
10個ものドライバを使用していながら左右のマッチングがこれ程合っているとは・・
正直(高域に関しては)もっと合っていないものだと思っていました。
3.7KHz位の場所にディップが発生しているようです。しかし私の聴覚では自然に
聴こえます。また13KHz周辺に山が見えますがカプラの共鳴によるものと推測出来ます。
*この山の全てがカプラ由来ではないとは思いますが。


NobleAudio Kaiser10
Noble_kaiser10

これも10個ものドライバを使用したCIEMで、個人的にはMentorよりも好み。しかも
マッチングが超高域以外素晴らしい程にあっています。こんなの実力のあるメーカー
以外は絶対無理w ちなみに4KHzに小さなディップが発生していますが問題なし。
特に素晴らしいのは音の繋がりの良さです。「不自然に感じる感」が圧倒的に他の
多ドライバCIEMより少ないです。あとはドライバ固有の音色で好みが分かれる位。



以上の点を踏まえてですが、よく「フラットが~」等と言う方がいらっしゃいます
が、人間の耳にとっては逆にある程度のディップがあったほうが自然に聴こえると
聴覚の専門家は言いますね。
Mentor,K10これらのディップは位相の反転が原因かと思われます。どうしてもハイ
カットやローカット等を(受動部品を使用して)行うと位相が乱れます。解決策は位相
が正しくなるチューブ長を見つけてシェルに入れる(FreqPhase等)方法と受動部品を
使用しないドライバ構成にするか、この2点しかありません。反転した位相を再び反転
させて元に戻すという方法もあるにはありますが・・。
しかもf特や位相が音の全てではありません。音場やドライバ由来の音質等音を構成
する要素は他の事柄のが多い位です。要は「まずは音を聴いてみて」からですね。


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2014年7月13日 (日)

ポタフェス2014夏 & Noble Kaiser K10

・・と言う事でポタフェスに行って参りました。
この手のイベントに参加していていつも思うのですが、「年々カスタムIEMの割合が多くなってきているな」
と感じています。オーダーするのにこんなに手間のかかる商品なのに、凄いな日本。

正直カスタム以外は殆どスルー。見たのはFostexの平面駆動くらいですね。


*UniqueMelody

PPXの再調整版が出展されていました。あとは謎のDD+BA,DDなど。最近ディスコンになったアレのDDを
使用したものかも・・と邪推してみたり。
個人的には13mmDD一発が一番良かった。DDの特徴が良く出ていてノリが良い。高域は推して知るべし
だけれど割り切った使用方法ならアリなんじゃないかな。ベント穴の位置が特徴的でした。
Img_1497
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PPXはPP6やJH-3Aを昇華させたようなコンセプト。これは絶対購入。いぢり甲斐がありそうです。
持ち出し用と調整用2台欲しいかも。
Ppx

*WAGNUS

こちらは今話題のNobleを中心に自社製のケーブルを出展されていました。Nobleのアンケートを
行っていて、答えた人に"Wizard is Back"シールとバンドがプレゼントされていました。
「この中で自分の好きなデザイン(フェイスプレート)を3つ答えてね」・・無理だろw 全部綺麗なんだから。
しかし、ケーブルも惚れ惚れする位きれいでした。音も大事ですが、美しさが一番大事。・・思うのは自分だけ?

Img_1495


*Astell&Kern

AK用にカスタムされたRoxxaneが出展されていましたが・・正直何所が違うのかさっぱり分からなかった。
相変わらずのユニバーサルRoxxaneの音でした。コレ買うなら絶対にカスタム版のが良い。絶対に。
ちょっと聴いて売る位なら試聴で十分だし。ユニバーサルは思ったより売れてないのでしょうか??


*くみたてLab

混み過ぎてて近寄れずwww
トリオを聴こうとしましたが断念。シェルは銀の素材を生かしたエングレービング。手が込んでいますね。
ただ、銀という素材の重さの関係上「耳から外れやすいのでは?」と思ったり。


*VisionEars

VE6-Xcontrolは強烈な押し出しの強さが特徴。全体的に低域が強くてノリ良く聴ける感じでした。ただ、
低域が強いせいか高域がスポイルされているように感じたのは自分だけ??
スイッチは低域のドライバの能率を変化させているだけのように感じました。スイッチ付けるなら完全に
別のネットワークを別に用意させるべき。・・あくまで推測ですが。従ってXcontrolはあまり意味がない
と思います。買うならVE6ですね。

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Img_1500
他は・・聴いた気がしますが印象に残ってるものが無いです。



**Kaiser K10

このような↑でオーダー。途中トラブルがあったもののメールのレスポンスは極めて良好で中の方もとても
好印象でした。ただラボが北米ではないので、印象の輸送トラブルの率は別のメーカーよりも高いかも。
代理店のWAGNUSさん経由ですと直接ラボに印象を送るので日本から購入するなら代理店経由のが良いと思います。
代理店購入を嫌う一番の理由である「代理店"価格"」もとても良心的で、今のところ数ある代理店で唯一(?)代
理店を通して購入した方が総合的に得である珍しいパターンだと思います。本来の代理店のあるべき姿ですね。
他の代理店も見習って欲しい。本気で。

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・・と前置きが長くなってしまいましたがK10です。素晴らしいです。レビューは他のサイトやブログで沢山
紹介されているので細かくは言いませんが・・・

1.CIEMにしては広く広がりある音。音場。
2.今までで一番(?)のワイドレンジ。超高域がかなり効いています。低域も上手くハイカットされていてカブり感なし。
 高域だけを見れば8Cのが良いかも知れません。ただしどちらも「TWFK特有の乾いた高域」です。しっとり感は無い。
 38AMや33AJなんかでは出せない締まりのある低域で、しかも結構な量感もあるのでMentorとの使い分けもOK
3.Heir時代からの「インプレを出来るだけ原型のままで作るシェル」。ちょっと大きめだが装着後も不恰好ではない。
 そして何より吸い付く様な素晴らしい加工技術。Heir時代から感じていたのですが、Nobleになっても健在。
 日本人好みの加工だと思います。

・・と言った所でしょうか。唯一難点を挙げるとすれば、価格。元々が高い。でもMentorも$1500だしこんなもんか?
Euro圏のメーカーに比べればとても安いのですがw


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